手をつなぐことが、こんなに大事だったなんて。

最初に彼の手に触れたのは、たしか、あの日だった。  金曜日の夜。サークルの飲み会のあと、最寄りの駅までふたりで歩いていた。酔ってはいなかったけど、夜の空気に少しだけ浮かれていたのは、きっとどちらも同じだったと思う。  彼 … 続きを読む