「好き」って言ってくれた日のこと、いまでも覚えてる

中学の卒業式の日、廊下で偶然すれ違ったとき、彼が急に「高校行っても、連絡していい?」って聞いてきました。

私はうなずくことしかできなくて、でもすごく嬉しかったのを覚えています。

それからLINEでやりとりが続いて、高校が違っても、部活終わりやテスト前にお互いの愚痴を送ったり、くだらないスタンプだけで会話が終わる日もありました。

春が終わって、夏がきたころ。

夜に彼から「ちょっと話したいことがある」ってメッセージが来て、近くの公園で会うことになりました。

緊張して、何着ていけばいいかわからなくて、何回も鏡を見ました。

ベンチに座った彼は、ずっと下を向いたままで、「あのさ、俺、ずっと好きだった」って。

その一言で頭が真っ白になって、「私も…好きだったよ」って、言えてたかどうか、正直あまり覚えていません。

でも彼の顔を見たら、すごくホッとした顔をしてて、なんだか私も笑ってしまいました。

それから「付き合ってください」って言われて、「…はい」ってうなずいたとき、心の奥がじんわり温かくなりました。

初めてのデートは、駅前のショッピングモールでした。

お互いぎこちなくて、でもどこか楽しそうで、映画を観たあとは緊張が少し溶けて、
帰り際、駅の階段で手をつながれたときは、息が止まりそうになりました。

「手、冷たいね」って言われて、「緊張してるから」って笑ったら、彼も「俺も」って言ってくれて。

その日、別れたあとに送られてきたメッセージに「今日、ほんとに幸せだった」って書いてあって、胸がきゅっとなりました。

あのときの手の温度も、彼の笑った顔も、初めての「好き」も、全部ちゃんと覚えています。

付き合ってからの日々は、思っていたよりも普通で、でもその「普通」がとても特別に感じられました。

彼が部活のあとにコンビニ前で待っていてくれた日、
「汗臭くない?」って聞いてきたけど、私は「全然、安心する匂いだよ」って返しました。

放課後に駅のベンチで一緒に課題をやって、
「ここ分かんないんだけど」って言うと、彼はいつも少し得意げに教えてくれました。

時々喧嘩もしたけど、「ごめんね」の後に送られてくるスタンプが、
いつも同じクマのキャラクターだったのが、なんか彼らしくて、それを見ると怒る気がなくなってしまって。

季節が変わって、2人で浴衣を着て行った夏祭りでは、
花火が上がるたびに彼が「きれいだな」って空を見上げていて、
私はその横顔のほうがずっと綺麗だと思っていました。

「付き合ってるって、こういうことなんだな」って、
嬉しさと安心が少しずつ積み重なっていって、
気がついたら、彼がいない日々なんて考えられなくなっていました。

クリスマスには、手編みのマフラーを渡しました。
「え、これ作ったの?すげぇな…ありがとう」って、ぎこちなく笑う彼の顔が、今でも思い出せます。

特別な言葉はなくても、優しさがあちこちに詰まっていて、
思い出すたび、あの頃の自分が少し眩しく感じるんです。

今はそれぞれ別の道を歩いているけれど、
「好き」って言ってくれたあの日と、手をつないだあの階段と、
彼のくれた全部を、私はずっと大事にしています。

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