まだ何もしてないのに・もうしてしまったのに
第1章:ソファの距離、あと10cmで恋になる 二人暮らしを始めたきっかけは、たぶん“なんとなく”だった。共通の友人を介しての偶然の飲み会。同じ街に住んでいて、同じ職場に近くて、同じタイミングで物件探してた。 「それなら、 … 続きを読む
第1章:ソファの距離、あと10cmで恋になる 二人暮らしを始めたきっかけは、たぶん“なんとなく”だった。共通の友人を介しての偶然の飲み会。同じ街に住んでいて、同じ職場に近くて、同じタイミングで物件探してた。 「それなら、 … 続きを読む
新卒で今の会社に入社して、私は毎日が手探りで、不安でいっぱいでした。 社会人としての一歩を踏み出したばかりで、仕事の進め方も、人間関係の築き方も、何もかもが初めてのことばかり。 真面目な性格が災いしてか、小さなミスにも深 … 続きを読む
私の朝は、だいたい同じ電車から始まる。 家から最寄り駅まで徒歩8分。急行は混むから、各駅停車に乗って、ぼーっとスマホをいじるのがルーティン。 その日も、いつもと同じ時間、同じ場所に並んで、扉が開くのを待ってた。 …と思っ … 続きを読む
プロフィール写真は、カフェのカウンターに座って本を読んでいる横顔。顔がはっきり写っているわけじゃないけど、その空気感が好きだった。 「返信、遅くてすみません。仕事が落ち着くの、いつも21時すぎで…」 そうたくんは、毎日決 … 続きを読む
その日、私はとにかく機嫌が悪かった。 仕事で小さなミスを重ねて上司に注意され、昼休憩もろくに取れず、帰りの電車はまさかの遅延。ホームに立っていた私は、無意識に深いため息をついた。 「落としましたよ」 声に振り返ると、背の … 続きを読む
社会人3年目、28歳。仕事にも慣れ、友達とも定期的に会ってはいるけれど、「恋愛」と呼べるような出会いはここ数年、なかった。 そんな私を見かねた大学時代の友人・麻衣が、唐突に言い出した。 「ねえ、今度さ、紹介するよ。マジで … 続きを読む