手をつなぐことが、こんなに大事だったなんて。

最初に彼の手に触れたのは、たしか、あの日だった。  金曜日の夜。サークルの飲み会のあと、最寄りの駅までふたりで歩いていた。酔ってはいなかったけど、夜の空気に少しだけ浮かれていたのは、きっとどちらも同じだったと思う。  彼 … 続きを読む

「1日1通のやり取り」から始まった恋──焦らず、でも確かに惹かれていった

プロフィール写真は、カフェのカウンターに座って本を読んでいる横顔。顔がはっきり写っているわけじゃないけど、その空気感が好きだった。 「返信、遅くてすみません。仕事が落ち着くの、いつも21時すぎで…」 そうたくんは、毎日決 … 続きを読む

友達にドタキャンされたひとりディズニーで、まさかの出会いが待っていた

「ごめん、熱出た…。今日行けそうにない…」 スマホに届いたメッセージを見て、私は一瞬フリーズした。チケットはすでに取ってある。行き先はディズニーシー。平日に有休を取って、大学時代の友達と2人で行くはずだった。 ドタキャン … 続きを読む

ネトゲのボイチャで毎晩話してた彼に、初めて会った日の緊張と、ときめきと。

「おつかれさまー」「おつ。今日も来てくれてありがと」 ヘッドセット越しに聞こえるその声が、私にとっては一番安心できる音だった。 私は高校3年生。受験勉強の合間、夜に1〜2時間だけログインしていたのが、MMORPGの『Va … 続きを読む