「体育館裏で、名前を呼ばれた日」

「〇〇、好きだよ」 名前を呼ばれた瞬間、心臓がどくんと跳ねた。 あの時の空気、今でも覚えてる。春の終わり、体育祭の準備で慌ただしかった放課後。みんなが教室に戻ったあとの体育館裏で、彼は、私の前に立っていた。 同じクラスの … 続きを読む

ずっと“友達”だと思ってたのに、キスのあとで名前を呼ばれた瞬間

「ねぇ、久しぶり。元気してる?」って、スマホに届いたLINEの名前を見た瞬間、心臓が跳ねた。大和からだった。 最後に話したのは、たぶん卒業式のときだった気がする。それからずっと連絡をとってなかったのに、なぜか突然思い出し … 続きを読む

言葉よりも先に、気持ちが手を伸ばしてた

あの帰り道のことを思い出すたびに、胸の奥がくすぐったくて、でも少し痛い。もう何年も経っているはずなのに、私はまだあのときの空気を、手の温度を、はっきりと覚えている。 高校二年の秋。私は、同じクラスでテニス部の部長をしてい … 続きを読む

先輩の彼女になるなんて、思ってなかった

あの春、私は高校に入学したばかりで、すべてが新しくて、ちょっと怖かった。中学時代に比べて校舎も広くて、生徒も多くて、正直、人の波にのまれそうだった。 部活は、中学でも続けていたテニス部に入ろうと決めていた。でも、新入生歓 … 続きを読む

最後の文化祭で名前を呼ばれた日

高校最後の文化祭、私は実行委員をやっていました。目立つのは苦手だったけれど、行事をちゃんと終わらせたいって気持ちだけで手を挙げたんです。 彼とは、クラスが隣なだけで特に話したことはありませんでした。けれど、準備期間中、体 … 続きを読む

彼の走る背中が、ずっと目に焼きついてる

彼と初めて話したのは、駅の階段でした。 ちょうど帰宅ラッシュの時間で、駅は混んでいたのに、私の前で男の人が小さな女の子の手を引いて、落としたぬいぐるみを拾ってあげていたんです。 その姿がなんとなく気になって見ていたら、そ … 続きを読む

帰り道の交差点で、気持ちがひとつになった夜

大学のゼミで一緒だった駒井くんとは、なんとなく波長が合う気がしていました。 特別に仲がいいわけじゃなかったけど、グループワークで組むたびに、彼の言葉や動きに安心感があって。 一度だけ、駅までの帰り道が一緒になったことがあ … 続きを読む

寝てた私の荷物を、黙って持ってくれてた彼の背中

あれは、たしか遠足の帰りだったと思います。 バスの中で窓側に座って、みんなで騒いだあとだったせいか、すごく眠くなってしまって。周りがまだ少しうるさかったけど、気づいたら寝てしまっていたみたいです。 目が覚めたとき、バスは … 続きを読む